帆かけサバニとは

 琉球列島で昔、漁師が使用していた木造船です。伝統的な造船方法で、金属の釘は使われず、全て木で出来ています。帆に流す風の力と、エークと呼ばれる櫂で人が漕ぐ力とで進みます。戦後は、エンジンが普及し、帆船としての姿は見られなくなり、さらにその後、FRPの船体の普及により、その姿は一時、消えゆくものとなってしまいました。しかし、現在は、すばらしい造船技術と、操船技術を未来へ残そうと、多くの方々の手により、帆かけサバニはマリンスポーツ、レジャー、さらには子どもたちへの教育の一環としても、沖縄の海に復活を遂げています。

「帆かけサバニ」島風が誕生

 サバニは、造船されることを「生まれる」と言われるそうです。私たちの帆かけサバニ「島風(しまかじ)」は、長嶺誠さんの手により約5か月間の造船期間を経て、2017年10月15日東村で進水式を迎え、生まれました。(★造船REPORTもチェックしてみてください★)

 サバニ「島風」は、東村というやんばるの大自然が残る、素晴らしいフィールドで、新しい自然体験ツアーの一つとしてスタートしています。

36キロの海を渡るレースへ挑戦!

 2018年6月24日。第19回帆かけサバニ帆漕レースが行われました。座間味島から那覇までの36キロを帆かけサバニで渡るレースです。毎年、沖縄各地、本土からも約400名の人たちが集まり、開催されます。今年は全35チームが座間味島へ集まりました。Newフェイスの帆かけサバニ「島風」も、数か月前から練習を重ね、行ってきました。結果は3時間51分44秒。完漕できました!

 

外洋を渡れる強い船「サバニ」

 昔、九州や、外国へもサバニで渡っていたという歴史が残る船。先人の方々の高い技術までにはまだまだ及びませんが、私たち島風も36キロのチャレンジを経験し、外洋をも渡れる強い船であるということを改めて実感することができました。このような「サバニ」に負けず、これからも引き続きトレーニングを重ね、安心安全を第一に、お客様をご案内していきます。36キロの外洋を渡った強い船「島風」に、ぜひ、乗りにきてください。心よりお待ちしております。